| 食生活・生活習慣病 | 歯の基礎知識 |
| 食生活の正常化で日常生活がいかに改善されるか、何が優先事項か? |
人は高齢になれば成る程、歯をなくしたことの影響を受けやすくなります。
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| 健康寿命と生活習慣病 |
| 2001年の日本人の平均寿命は男78.07歳、女84.93歳に達した。しかし、一生のうち7%にあたる傷病期間のなかで、日本人は痴呆、脳卒中などが多く生活の質(QOL)は欧米人より低い。つまり、長生きはしているが、実態は痴呆だったたり、寝たきりであるということです。 国民医療費からみても、2000年は介護保険制度の導入にもかかわらず30兆4千億円となった。その大きな原因が糖尿病を始めとする生活習慣病と要介護者の増大なのです。 我々、歯科医師の範疇である歯周病は生活習慣病の一つである。歯周病は全身性の生活習慣病を促進し、また逆に生活習慣病は歯周病を促進する。米国においては、近年、"ぺリオデンタルメデイシン"という言葉が叫ばれるようになり、日本でも"歯周医学"と訳され、歯周病が全身の疾患、例えば心疾患や糖尿病と密接にかかわっていることから、歯周病の対象領域は単に口だけでなく、医学と同じように"全身"を対象にしなければならない。と考えれるようになってきたのです。 |
| 交合、咀嚼と痴呆、健康の関係 |
| 近年、交合、咀嚼と全身の健康との関係が注目されてきています。とくに、交合、咀嚼と中枢神経との関係については、いくつかの報告がなされ、歯の喪失がアルツハイマー型老年痴呆の危険因子の一つとしてあげられています。 各種の実験結果は、 1.交合、咀嚼機能の低下は神経細胞の脱落に影響する。 2.交合、咀嚼機能の低下は記憶の保持に影響を及ぼす。 という事です。 つまり、歯が無くなった結果、固いものを食べれず口の周りの筋肉が活動しなくなり中枢神経への求心性情報の障害がおき、そして、海馬と大脳皮質における血流低下を引き起こすと言うわけです。 また、要介護高齢者を対象にした調査でも咀嚼機能と、痴呆及び自立度との間には密接な関係があるという結果が報告されています。 WHOでは"高齢者の健康を生活機能における自立に代表させる"(1984)としています。高齢者にとって、心身が虚弱な状態であっても質の高い生活をおくるためには、なるべく自立した生活を確保し、自らの持てる力を回復、維持することが重要だとされており、咀嚼や発語をはじめとする顎口腔機能の維持、管理はこの指摘の基本的因子であると考えられています。 以上のように、我々、歯科医と患者さんの"健康"の保持、増進には密接な関係があり、また、それに対して歯科治療が大きな役割を担っていることがわかります。 一方では従来から、老年社会学や老年心理学分野では"幸せな老い"(サクセスフル・エイジング)に焦点をあてた研究もなされていて、老年期のQOLや心理的健康がどんな要因によって維持あるいは低下していくのかについて多面的な研究が行われています。 高齢社会を迎えた21世紀の現在、健康学の一分野としての歯科医学・口腔医科学の確立は、社会的・学問的に期待がますます高くなるでしょうし、その実現こそが、我々歯科医の使命であると考えています。 |
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